1995-04-17 ArtNo.1272
◆<馬>シャープ・ロキシー、新ミニコンポで売上アップ予想
【スガイ・プタニ】シャープ・ロキシー・コーポレーションBhd(SRCB)は今年8~10月に新型ミニコンポ4製品を市場に投入、これにより売上が15%アップするものと期待するとともに、通年の目標営業額10億Mドルの達成に自信を抱いている。
赤穂谷重役(MD)が14日語ったところによると新ミニコンポはいずれも地元エンジニアによりデザインされたものだが、マレーシアのシャープ・グループは目下クアラルンプルに研究開発(R&D)センターを設け、グループのR&D活動を集中する可能性を検討している。SRCBの営業額は93年には前年比46%増の6億6500万Mドルに達したが、昨年は更に32%増の8億6500万Mドルを記録、マレーシアにおけるシャープ・グループ営業額の約30%を占めた。同社はスガイ・プタニ工場のオーディオ製品、取り分けCD(コンパクト・ディスク)ピックアップの製造施設の拡張等に2500万Mドルを追加投資する予定で、内500万Mドルが年内に投資される。ホログラム・テクノロジーを応用したスガイ・プタニ工場はシャープ・グループの全世界のオーディオ工場の中で最大規模を誇る。今日同グループの製品の10%が日本で、75%がマレーシアで、残りは韓国、フィリピン、中国で製造されていると言う。(NST:4/15)
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