SEAnews 1997-11-07 ArtNo.12717

【チェンナイ】今年上半期の自動車輸出は軽商用車(LCV)が好調な成長を記録した反面、大型中型商用車(M&HCV)／多目的車両／オートバイ／三輪車／モーペットの輸出は急減、乗用車／スクーターの輸出はほどほどの成長を見た。
インド自動車製造業者協会(AIAM)の統計によれば、今年4－9月のＬＣＶ輸出は3383台と、前年同期の2498台から35.42％アップした。同期にTelcoは1991台から2717台に、Eicherは128台から438台に、それぞれ輸出台数を伸ばしたが、他の大部分のＬＣＶメーカーの輸出台数は減少した。
Ｍ＆ＨＣＶの同期の輸出は31.44％減の1821台にとどまった。Telcoの輸出も2269台から1075台に下降した。しかしアショック・レイランドは687台から746台に輸出を拡大している。
乗用車輸出ではMaruti Udyog Ltd(MUL)がトップの座を維持したものの、同社の輸出成績は昨年同期の1万1501台から9489台に下降した。ベンツは1866台、Telcoは2011台を輸出、全体では4.63％の成長を見た。
多目的車両の輸出は1071台から701台に縮小、マヒンドラ＆マヒンドラも、ＭＵＬも実績を後退させた。
スクーター輸出は1万2646台から1万4354台に13.5％アップした反面、オートバイ輸出は2万2255台から2万309台に33.59％ダウン、3輪車輸出も1万2383台から9209台に下降した。しかし2輪車／3輪車の輸出不振は、国内需要の拡大に伴う、供給能力の逼迫に伴うものと言う。(IE:11/6)