1997-11-05 ArtNo.12681
◆<馬>セル式電話会社M$1.155億損失
【クアラルンプル】近くインフラストラクチャー企業としてクアラルンプル証取(KLSE)一部上場を予定するムティアラ・スイスコムBhdは1998年4月期の現行年度に1億1550万Mドルの損失を予想、黒字転換は2000年、配当は2002年からと見込んでいる。
同社の上場目論見書によれば、損失は1999年度には4070万Mドルに縮小するが、2001年まで納税義務は生じない見通しだ。同社は基本電話サービス・ライセンスの期限(20年)が切れる2014年までに、同事業にさらに32億Mドルを投資する。この内2億3391万Mドルが今回の公募(新株5000万株)により調達される。
現在DiGi1800セル式電話サービスの契約者は16万人で、同社は今回の公募に応募する投資家に、実際に株式が配分されるか否かに関わらず携帯電話セットを無料で提供、同公募期間だけで5万人の契約者獲得を目指している。同社は年間10万人の新規契約者を見込んでおり、来年4月30日までに23万人(公募時の契約者を除く)、2014年には180万人を見込んでいる。これは2014年のマレーシアの人口を3000万人、セル式電話の普及率を25%として算出したものと言う。(NST,MBT,STAR:11/4)
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