1997-11-04 ArtNo.12666
◆<馬>ネットワークのRAD、MSC通じプレゼンス強化目指す
【クアラルンプル】ローカル・エリア・ネットワーク、ワイド・エリア・ネットワーク領域におけるデータ通信/電気通信用の接続機器の製造/ディストリビューションを手がけるRADデータ・コミュニケーションLtd(RADDC)はアジア太平洋地域におけるプレゼンス強化策の一環として、マルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)事業への積極的参加を目指している。
RADDCのYuri Gittik課長(製品販促担当)によると、MSC事業への参加を通じてより多くの地元パートナーとビジネス関係を構築することが当面の優先課題で、通信事業界のMSCエクスパートがそのスタートからマーケット志向のアプローチが採れるよう支援を提供する。RADDCが特に関心を寄せる領域としては、MSCの高速幹線網を通じた付加価値アプリケーションの開発で、次の段階では、如何にしてエンド・ユーザーにこの種の付加価値サービスを提供するかと言う点が研究される。
一般に同業界ではスタート時点で大量の資金を投入、サービス網を構築した後、市場を開拓すると言うトップダウン・アプローチが採用されるが、RADDCは先ず主要顧客、需要の大きさ、顧客が支払うことを希望する価格等を絞り込んだ上で、実際に投資を行うボトムアップ方式を採用する。
RADデータ・コミュニケーションズ・ファー・イーストLtdのGil Itkin重役(GM)によると、同社は広帯域ネットワークの活用を可能にする総合的なアクセス製品を提供すると言う。(コンピュータイムズ:11/3)
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