SEAnews 1997-11-03 ArtNo.12651

【クアラルンプル】フジ・ゼロックスは米国ソルーション・プロバイダーのＩＮＳＣＩコープの再販業務を引き受けたことにより、エレクトロニク・ドキュメント・マネージメント市場のシェアを二倍に拡大できるものと期待している。
米国拠点のＩＮＳＣＩはオートメーテッド・ドキュメント・ファクトリーや電子取引市場関連のソフトウェア、システム統合、コンサルティング・サービスを手がけている。両者の契約の下、フジ・ゼロックスはＩＮＳＣＩのアーカイブ、ＣＤ、イメージ、インターネット・アクセスを含む大量文書の総合管理システムの再販業者を務める。
フジ・ゼロックスのアラン・ジャンキンズ重役(GM)によれば、目下フジ・ゼロックスはハード／ソフト双方を含めた総合的プリンティング・アプリケーション市場の30～40％のシェアを占めているが、ＩＮＳＣＩの総合的アウトプット・マネージメント・ソルーションとフジゼロックスのハードウェアを結合することによりその競争力を大幅に強化できる。この種のソルーションはほとんどの業界で必要とされることから、市場シェアは80％に達するものと予想される。
フジ・ゼロックスはＩＮＳＣＩとの提携を通じ、文書管理の枠を乗り越え、ワークフロー、イメージ、文書保管、そしてハードウェアを一体化したデジタル・アプリケーションを提供できる。
特に銀行、保険業界は月々のステートメント等のプリント・アウトを必要とすることから、総合的文書管理システム応用のメリットは大きいと言う。(STAR:11/1)