1997-11-03 ArtNo.12644
◆<星>日独3社合弁でウエハー産業向け高純度水素製造
【シンガポール】ドイツの化学企業Merck KGaA、サントク・ケミカル・インダストリーズ、三井物産の3社は、シンガポールを拠点に域内のウエハー業界向けに高純度の水素を製造する合弁協定を結んだ。
Merck(S)Pte LtdのRobert Guagliardo課長によると、3社は49:31:20の出資率でSantoku Merck Pte Ltdを設立、トゥアスの2万5000平米の土地に3000万Sドルを投じて1998年末の完工を目処に新工場を建設する。初年度には3500トンの水素が生産され、年産量はその後需要動向に応じて1万トンまで拡大される。この種のガスの価格は1リッター当たり約5Sドルで、予定される顧客にはチャータード・セミコンダクター・マニュファクチュアリング、ヒタチ・ニッポン・スチール、信越マレーシアが含まれる。
Merckは向こう2~4年間に別に4000万Sドルを投じ、さらに水素工場を建設することを検討していると言う。(BT:11/1)
|