1997-10-31 ArtNo.12615
◆<星>第3四半期の公共住宅二次市場価格4.1%ダウン
【シンガポール】住宅開発局(HDB)が管理するアパートの二次市場価格は、第3四半期も4.1%下降、連続3四半期のマイナス成長をマークした。
第3四半期のHDB再販価格指数は384.8と、第2四半期に比べても2.6%下降した。同期の住宅売却申請件数は8990件と、第2四半期に比べ23%減少したが、これは住宅抵当融資スキームの変更に伴う駆け込み申請で、第2四半期の売却申請が1万1677件と異常に膨張したことも原因。昨年同期に比べると、1~4ルーム・フラットの売却申請は微減、5ルームとエグゼクティブ・フラットのそれは27%と34.9%の増加を見た。
3ルーム、4ルーム、5ルーム、エグゼクティブ・フラットの公定資産評価額も1.2~2%下方修正された。例えば5ルームの平均資産評価額は39万8300Sドルで、2%安、エグゼクティブは52万1200Sドルで1.7%安、4ルームは26万6100Sドルで1.6%安。地域別では、リム・チュカン、マリーン・パレード、センカンにおける公共住宅資産評価額が5.7~6.7%引き上げられた反面、クイーンズタウン、カラン、ワンポア、ノヴェナ、ジュロン・イーストでは1.9~2.3%引き下げられた。(ST,BT,LZ:10/29)
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