1997-10-29 ArtNo.12610
◆<印度>MUL紛争も進出見合わせの一因:クライスラー幹部
【シンガポール】クライスラーがインドにおける製造計画を見合わせた原因には、Maruti Udyog Ltd(MUL)を巡るスズキとインド政府の紛争も含まれると言う。
クライスラーのFancois Castaing副社長(国際業務担当)は月曜以上の消息を語った。それによると膨大な消費者基盤を有するインドの市場潜在性は大きいように見えるが、実際に事業拠点を設けるのは極めて難しい。過去3、4年クライスラーは、将来の計画に関する商談を続けてきたが、インドにおける合弁事業は無意義との結論に達した。同社は1980年代以来マヒンドラ・グループの取締役会に代表を派遣してきたが、ビジネスの進捗は期待できないと判断、出資を引き上げたと言う。(IE:10/28)
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