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1997-10-29 ArtNo.12608
◆<馬>首相子息、ファミリー・ビジネスの破綻説否定
【クアラルンプル】トンカ・ホールディングズを率いるマハティール首相の次男モクザニ・マハティール会長は27日、同氏と兄のミズラン・マハティール氏のビジネスが最近の株価の暴落で、破綻に瀕しているとの噂を否定した。モクザニ氏はトンカの13.3%のシェアを握っている。
モクザニ氏によると、一時は5.60Mドルしたトンカの株価は2.50Mドルに下降したが、主要株主の中に財政難に直面しているものはいない。トンカが21%出資、モクザニ氏も個人的に35.53%のシェアを握るパンタイ・ホスピタルBhdはシンガポールのパークウェイ・ホールディングズの19.16%のシェアを売却、6億8600万Mドルを手に入れており、キャッシュは十分存在する。
モクザニ氏は、短期間にマレーシアの主要な海運/陸送会社に成長したコンソーシアム・プルカパランBhd(KPB)を率いる兄のミズラン氏もOKと語る。KPBの株価は18Mドルから7Mドルに、傘下の海運会社ディプラダン・コープのそれも21.70Mドルから10Mドル以下に値下がりしたが、モクザニ氏は「慎重で、システマチックなビジネスマンのミズランは、証券市場の波乱から身を守る術を心得ているはず。彼は全てを整頓してグループの健在を立証するとともに、一層強力になるだろう」と兄に対する信頼を表明した。
モクザニ氏は、パニックにさえ陥らなければ、大部分の企業は危機を乗り切れるはずと付言した。モクザニ氏はこの日外国企業との1500万Mドルのテレメディシン関連契約に調印後、記者に以上の消息を語った。(MBT,STAR,ST,BT,LZ:10/28)
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