SEAnews 1997-10-29 ArtNo.12601

【シンガポール】クライスラーは27日、グレート・ワールド・シティー・イースト・タワー16階の全フロアー、1万1000平方フィートを借り切ったアジア・パシフィック・オフィスをオープンした。
スタッフ40人の新オフィスはこの日、経済開発局(EDB)から営業本部ステータスも認められた。昨年610億米ドルを超える売上を達成、世界第3位の自動車会社の地位を守ったクライスラーは、北米以外の売上を昨年の10％から2005年までに25％に拡大する計画で、アジア市場に期待している。ディストリビューション権の買い戻しを通じた流通網の直営によりアジア売上を2倍に拡大する計画だ。昨年のアジア売上は7万8000台だった。
キー市場は日本、台湾、韓国、中国、タイ、オーストラリア。今年はオーストラリア、日本、中国の売上が多少拡大する可能性が有るが、東南アジアを襲った通貨危機の影響でマレーシア、インドネシア、タイの売上が下降、ほぼ昨年並みにとどまる見通しと言う。(BT,LZ:10/28)