1997-10-28 ArtNo.12596
◆<印度>Telcoの在庫2万5700台、危機的レベルに
【チェンナイ】インドの地場自動車会社、タタ・エンジニアリング・アンド・ロコモーティブ・カンパニー(Telco)は、在庫が2万5700台の危機的水準に達したことを確認した。
Telcoのラタン・タタ会長が先週催されたアナリストらとの会合で明らかにしたところによると、自社レベルの在庫は7700台、残る1万8000台はディーラ・サイドのもので、その総額は1150クローにのぼる。ディーラー・サイドの1万8000台の内、1万1000台は中型/大型商用車(M&HCV)、7000台は軽商用車(LCV)。
当初、前年度実績21万5000台を10%上回る販売目標を掲げていたTelcoは、途中で放棄、今年上半期の生産台数を9万1155台に12.25%カットしたが、上半期の販売はそれをさらに下回る7万7094台にとどまった。
しかし上半期の輸出は6269台と、前年同期比5.5%増加、輸出額も8%アップした。また好評のSumoの販売台数は上半期に40%の成長を見、国内の多目的車両市場の37%のシェアを占めた。同社は通年で6万5000台のSumoを販売する計画で、近く新バージョンも投入する。また来年3月までには多目的車両の新車サファリを発売、更に中型商用車タタ909も市場に投入する計画だ。(IE:10/27)
|