1997-10-28 ArtNo.12585
◆<星>Eコマース市場、2001年にはUS$8億突破
【シンガポール】シンガポールにおけるインターネットを通じた電子取引(Eコマース)は、今後毎年100%以上の成長を遂げ、2001年には8億米ドルに達するものと見られる。
IDGワールド・エクスポが先週当地で催したインターネット・コマース・エクスポ(ICE)会場で市場調査会社インターナショナル・データ・コープ(IDC)が報告したところによれば、シンガポールとマレーシアはインターネットの利用で他のASEAN諸国をリードしており、特にマレーシアのEコマース市場は2001年には10億米ドルに手が届く見通しだ。
シンガポールにしろマレーシアにしろ、現在のEコマース市場はほとんどゼロに等しいが、来年からスタート、1999年には2億米ドル規模に達して離陸が見込める。その後は毎年2倍に拡大、また2000年にはマレーシアがシンガポールを追い越す見通しだ。
他のASEAN諸国の2001年のEコマース市場は、タイが2億米ドルを突破、フィリピンとインドネシアはいずれも2億米ドルをわずかに下回る程度と見られる。同年のシンガポールのインターネットユーザーは、現在の25万人から150万人弱に拡大、マレーシアも現在のおよそ25万人から220万人に達する見通しだ。人口比率からすれば、シンガポールの普及率は世界のトップ・クラスにランクされる。
ちなみに世界のEコマース市場は2000年までに消費者レベルで100億米ドル、法人レベルで1000億米ドルに達する見通しと言う。(BT:10/27)
|