| 
 
	1997-10-27 ArtNo.12578 
	◆<馬>運輸相、ペナン輸出業者にクラン港の利用説得 
	【クアラルンプル】リン・リョンシク運輸相はペナンの輸出業者と会見し、シンガポールに替えてポート・クランを使用するよう説得する計画だ。 
  リン運輸相によると、ペナンの輸出品の55%は依然としてシンガポールを通じて輸出されており、ポート・クラン経由は僅か約20%、残りはペナンから直接輸出されている。これらの企業のリストが手に入り次第、リン運輸相は関係企業の幹部と会談、シンガポールを利用する理由を質すとともに、ポート・クランの利用を説得する方針と言う。 
  ST紙がペナンの輸出業者にインタビューしたところでは、確かにポート・クランの施設やサービスは改善されたものの、依然としてシンガポールに及ばない。 
  シンガポールが利用される理由としては、製品のコンソリデーションがシンガポールで行われること、ポート・クランにおける主要な海運業者のサービスの頻度が少ないこと、シンガポールの海運代理は経験に富み、国際的なネットワークも有するため、問題が生じても機敏に対応できること等の点が指摘された。某輸出業者はナショナリズムより経済性が優先されると語った。(ST:10/25) 
 |