1997-10-24 ArtNo.12540
◆<星>米系ソフト設計会社Cadence、今年の売上倍増予想
【シンガポール】米系ソフットウェア・デザイン・サプライヤー、Cadence Design Systems(CDS)はアジア太平洋地域の営業額が今年は2倍の1億米ドルに拡大、来年以降も年率35%以上の成長を遂げるものと予想している。
CDSのリチャード・カブス副社長兼アジア太平洋地域GMが22日催された地域本部の開所式で語ったところによると、同社はこの日センター・フォー・ワイヤレス・コミュニケーションズ(CWC)に対するシステム・レベル・デザイン・ソフトウェアの納入とテレメディア・アプリケーションの設計支援サービスに関わる総額100万米ドルの契約を結んだ。
当地受注額は年率100%以上の成長を見ており、売上の70%はソフトウェア・デザイン・ツール、残りはコンサルタンシー・サービスで占められる。シンガポールにおける主要顧客は、経済開発局(EDB)や国家科学技術局(NSTB)等の政府機関、多国籍ディスク・ドライブ・メーカー、モトローラ等の通信機器会社で占められ、地元顧客にはチャータード・セミコンダクター・マニュファクチュアリングが含まれる。アジア太平洋地域本部はこれまで香港に置かれていた。昨年のグループ営業額は7億4200万米ドル、内アジア太平洋地域売上は5000万米ドルと言う。(BT:10/23)
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