SEAnews 1997-10-23 ArtNo.12536

【トリノ】Isovar-Fiat Spa(IFS)が200万米ドルを投じてインドにテクニカル・センターを開設する方針を決めたことからも、フィアット・オートが国際戦略の上で、如何にインドを重視しているかが窺えると言う。
フィアットの訓練／教育／コンサルタント部門、ＩＦＳは、フィアットがマハラシュトラ州に計画する新工場に隣接して技術訓練センターを開設する。同センターで訓練を施された地元学生はコース終了後、フィアットのインドにおける様々な事業に就職することができる。
ＩＦＳは、訓練センター開設に先だってインド人エンジニア42人にトリノで訓練を施す計画だ。ＩＦＳはマハラシュトラ州政府との覚書に基づきマハラシュトラ州工業開発公社(MIDC)の準備した土地に訓練施設を設ける。訓練センターの50％のオーナーシップは、開校後3年目から5年目までの間に州政府に移転され、6年目には完全に州政府に移管されると言う。(ET:10/22)