1997-10-23 ArtNo.12525
◆<星>イーストマン、アジア太平洋技術センターをオープン
【シンガポール】イーストマン・ケミカルは21日、シンガポールにアジア太平洋地域テクニカル・センターをオープンした。同センターはシンガポールのサクラ島に2億米ドルを投じて建設中のオキソ・ケミカル・コンプレックスとマレーシアのクアンタンに1億Mドルを投じて建設中のコポリエステル工場の顧客に支援サービスを提供する。
イーストマン・ケミカル・アジア・パシフィックのブルース・モーア社長兼MD及びイーストマンのジョージ・ネルソン副社長(ポリマー担当)によると、同社はこの他、1億乃至2億米ドルを投じてシンガポール・コンプレックスを拡張するための事業化調査も進めていると言う。同社はこれ以前に関係事業化調査が来年半ばまでに完了するとの見通しを示していた。同社はアジア太平洋地域ビジネスが向こう数年年率15-20%の成長を遂げるものと見込んでいる。
アレクサンドラ・テクノパークに設けられたアジア太平洋テクニカル・センターは、顧客が同社製品を素材とした新アプリケーションを開発するのを支援する。これらには表面処理、塗料、食品、プラスチック、PVC等の領域が含まれる。サクラ島の新プラントは1999年第1四半期に、クアンタン工場は来年第1四半期にそれぞれオープンする予定だ。また同センターではシンガポールやクアンタン工場の製造プロセスの改善も図られる。センターのスタート時点で200万Sドルが投資され、10人のスタッフが配置されるが、向こう数年間にその規模は数倍に拡大されると言う。(ST,BT,LZ:10.22)
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