1997-10-22 ArtNo.12512
◆<星>タンピニース初のエグゼク・コンド、S$450psf
【シンガポール】ピデムコ・ランドは先週金曜、タンピニースにおける同社としては3番目のエグゼクティブ・コンドミニアム・プロジェクト“パインベイル”の売り出しを開始、平方フィート当たり450Sドルの新ベンチマークを樹立した。
民間住宅不動産市況が低迷し、向こう12-18ヶ月間に15~20%の一層の値下がりが予想される中で、こうした高値をつけたことに関して、ピデムコのキー・テッククン副社長は、公共住宅地としても人気の有るタンピニース・リージョナル・センターに隣接した唯一のエグゼクティブ・コンドミニアムであること、エグゼクティブ・コンドミニアムの価格は同水準の民間コンドミニアムの75%が適当と見られるが、先月ホンリョン・グループは付近のコンドミニアム“トロピカ”を平方フィート600Sドルで売り出したこと、エグゼクティブ・コンドミニアムの最終的価格は平方フィート当たり500Sドル前後が適当と見られていること、等の点を指摘した。
アナリストはパインベイルの最大床面積を基準にした平方フィート当たり土地コストは150Sドル、建築コストは同160Sドル前後のことから、今回の売出価格を基準にしたピデムコのプロフィット・マージンは15%と見ている。
タンピニース・ストリート71/73に面したパインベイルは14階建てタワー2棟、320ユニットから成り、HDBアップグレード申請者に76%、グラスルーツ組織に5%、一般バイヤーに19%が配分される。(BT10/21)
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