1997-10-21 ArtNo.12503
◆<印度>フォード、エスコートの部品購入をストップ
【ムンバイ】マヒンドラ・フォード・インディアLtd(MFIL)は、部品サプライヤーに対してガソリン・エンジン・バージョン・エスコートの部品購入を暫時停止すると通知した。
業界消息筋によると、納入業者らは10月初以来、1.3リッター・ガソリン・エンジン車の部品納入をストップしているが、ディーゼル・エンジン車については納入を継続している。この点に関する問い合わせにMFILスポークスマンはガソリン車の部品は十分確保していると語った。しかし納入業者筋によれば、MFILはジャスト・イン・タイム・ベースで部品を仕入れており、十分な部品在庫はないはずとしている。同社のガソリン車部品の購買は8月以来急減していた。
消息筋によれはMFILは1.3リッター・カソリン・エンジン搭載のエスコート・スタンダードの製造を停止、同排気量のガソリン・バージョンはデラックスのみとすること、また1.6リッターのガソリン・エンジン搭載のエスコートを発売する方針を既に決めていると言う。
7-9月の間に販売されたガソリン・バージョンは合計644台にとどまり、7月は295台、8月は117台、9月は232台だった。ディーゼル・バージョンも7月には756台を販売したものの、8月は477台、9月は368台に下降した。市場調査によれば、インド顧客は一般にガソリン・エンジン車のパワーはディーゼル・バージョンに及ばないとの観念を抱いており、このためMFILは1600ccのガソリン・バージョンの発売を決めたと言う。(IE:10/20)
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