1997-10-21 ArtNo.12497
◆<馬>中央銀行、信用の伸び抑制に自信、金利は現状維持
【クアラルンプル】マレーシアの中央銀行は来年末までに信用の伸びを15%に引き下げることに自信を抱いている。
中央銀行が先週末発表したステートメントによれば、同行は今年末までに信用の伸びを25%に、来年第1四半期までに20%に、そして来年末までに15%に引き下げる計画で、この点に関しては銀行界の協力約束を既に取得している。中央銀行は銀行界に今年第4四半期と来年のクレジット・プランに関する報告書の提出を求めた。クレジット・プランはボランタリーなもので、ポートフォリオ規制も行わないが、貸付はより生産的な領域、例えば、輸出/サービス関連領域、低・中価格住宅、所有者自身が居住する住宅等に集中されねばならない。
アンワル副首相兼蔵相は先週金曜の予算演説において、貸付の伸びを現在の29%から1998年末までに20%に引き下げる方針を明らかにしたが、中央銀行の目標は同政府方針を上回っている。
また中央銀行の声明は、金利の引き上げはMドルの強化を保証しないと述べ、この種の措置を導入する考えのないことを示唆している。(BT:10/20)
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