SEAnews 1997-10-20 ArtNo.12476

【クアラルンプル】ＡＳＥＡＮ経済閣僚会議出席のためマレーシアを訪問中のシンガポールのリー・ヨクスアン通産相は、先週火曜、マレーシアのラフィダ通産相とコーズウェーの渋滞問題を協議した。
リー通産相が17日語ったところによると、ラフィダ通産相は同問題を余りよく理解していないようだったが、検討をを約束した。
ジョホール通関が出入国するトラックのチェックを厳格化した9月末からコーズウェーの渋滞が深刻化、ヒューレット・パッカード、ＪＶＣ等の多国籍企業やサプライヤーが影響を被っている。
ジョホール通関の厳格なチェックと、国内港湾の利用を促進するマレーシア政府の政策に何らかの関係はないかとの記者の質問に、リー通産相は、「その点は一般の判断に委ねる」と語った。またジョホール通関のチェックと相前後してシンガポール・サイドの消費税(GST)チェックも強化されたことに関して、リー通産相は、「それはシンガポール通関がＧＳＴルールを履行する責任を果たしたまで」と述べ、「重要なことは両サイドの協力であり、誠意さえ有れば、我々は問題を克服できる」と補足した。(ST,LZ:10/18)