1997-10-18 ArtNo.12471
◆<印度>リライアンス、VSNLのハブ・パートナーに名乗り
【ニューデリー】リライアンス・グループは、外国パートナーとともに、Videsh Sanchhar Nigam Ltd(VSNL)の1500クロー、オアシス・リージョナル・ハブ・プロジェクトへの参画を目指し、入札を行う計画だ。(16日現在。以下同様)
リライアンスは既に基本通信ライセンスとセル式電話ライセンスを保持するが、国際トランジット・ハブ・プロジェクトに関心を示したのは初めてのこと。観測筋は国内長距離電話網が含まれない限り、この種のハブ事業の収益は期待できないとしている。しかし政府は、電信局(DOT)の国内長距離電話独占経営権が失効する1999年以後に初めて同問題を検討に付すとしている。
ワールド・パートナーのメンバー、AT&T、テレストラ、STET(イタリヤ)は、共同入札するか、個別に入札するか、依然決定していないようだ。同コンソーシアムのサード・メンバーにはKDDやシンガポール・テレコムも含まれるが、仮に共同入札となれば、上記3社のみとされる。シンガポール・テレコムは独自入札するもようだが、KDDの動向は不明。
フランス・テレコム、スプリント、ドイチェ・テレコムから成るグローバル・ワンは17日に入札書類を提出したもようだ。他の予想される入札者はブリティッシュ・テレコムMCIコンソーシアム。
VSNLは国際キャリアらの要求で入札締め切り日を9月24日から10月17日に改めていた。これらの国際キャリアは同時に入札審査の基準を締め切り日以前に明らかにするよう求めていた。(TH:10/17)
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