1997-10-18 ArtNo.12467
◆<馬>米国VLSI、ウエハー・テクノロジーに20%出資
【クアラルンプル】シリコン・バリー拠点の半導体メーカー、VSLIテクノロジー・インクは16日、クダ州クリム・ハイテク・パークに12億米ドルを投じてウエハー工場の建設を計画しているウエハー・テクノロジー(マレーシア)Sdn Bhd(WTM)に20%出資する契約に調印した。
この日、契約書に調印したWTMのモハド・サレー・ガザリ会長によると、クリム・ハイテク・パークの24haの土地に建設される新工場は来年1月の着工と2年後の完成が予定され、8インチ/0.25ミクロンのコンプリメンタリー・メタル・オクサイド・シリコン・ウエハーが月間2万7000ユニット製造される。年商4億Mドルが見込まれ、製品の半ばはVLSIに納入、残りは他のウエハー工場を有せぬ半導体会社に供給される。
WTMのこれまでの株主構成はバンク・インダストリ・マレーシアが50%、政府投資会社カザナ・ナシオナルが40%、B1-ウォールデン・ベンチャーズ・クドゥアSdn Bhdが10%だったが、最終的にマレーシア側持ち分は合計55%(カザナ30%/バンク・インダストリ&ウォールデン15%/Hicom10%)に縮小され、外資に45%の持ち分が提供される。今回のVLSIの他、住友が5%の出資を原則的に認めており、残りの外資割り当て分20%についても協議が進めれており、1、2ヶ月で目処が付く見通しだ。
VLSIのアルフレッドJ.ステイン会長によると、同社は20%の持ち分として同プロジェクトに約1億2000万米ドルを注入するとともに、サンノゼのウエハー工場をWTMに約7600万米ドルで売却すると言う。(NST,MBT,STAR:10/17)
|