SEAnews 1997-10-17 ArtNo.12448

【シンガポール】陸運局(LTA)は先週金曜、マリーナ・センターと新市街地として開発が予定されるマリーナ・サウスを結ぶ軽便鉄道(LRT)の建設に関わる入札資格審査の受付を開始した。
提案されている12キロのＬＲＴ路線は、毎時両方向に少なくとも2万人の輸送能力を備え、大部分が地下方式、最大18駅が設けられる。地下鉄(MRT)東西線カラン駅からマリーナ・センターを経てマリーナ・サウスに至り、そこから北上、建設計画中のＭＲＴ東北線ピープルズ・パーク駅に接続される。またマリーナ・センターとＭＲＴ南北線のドービー・ゴート駅を結ぶ支線や東部のパヤ・ルバルと西部のタンジョン・パガル両地下鉄駅に通じる支線も予定されている。
ＬＴＡの紙上広告によると、デザイン段階が1999年7月まで20ヶ月に及び、業界筋は、この点から着工は1999年末、開通は2002年前後と予想している。
ＬＲＴプロジェクトの具体化で、ブギス・ジャンクションとマリーナ・センターを結ぶモノレール構想も立ち消えになる可能性があるが、シンガポール建築士協会のエドワードＤ’シルバー理事長は、モノレールは主要なビルをリンクでき、依然として建設の余地があると語った。(BT:10/16)