1995-04-13 ArtNo.1243
◆<馬>地元グループ、カナダ企業と排気ガス浄化装置製造
【クアラルンプル】カナダの技術と資本の誘致を目指して地元グループにより先週設立されたマレーシアン・カナダ・デベロプメント・コーポレーション(MCDC)Sdn Bhdは11日、エコロジー・ピュアー・エアー・システムズ・インク(EPA)と、排気ガス浄化装置のマレーシアとシンガポールにおける製造、及びASEAN域内における販売に関する契約を結んだ。
EPAにより開発された排気ガス浄化装置CEM Cat(コンバスチャン・イフィシャンシー・マネージメント・キャタリスト)は自動車の燃料供給ラインもしくは、オートバイの燃料タンク内に組み込まれ、燃焼される以前の燃料に処理を加えるもので、燃焼後の排気ガスに処理を加える一般の触媒式浄化装置と異なる。これにより排気中の一酸化炭素を35%、炭化水素を25%、酸化窒素を10%カットできるだけでなく、エンジンのパワーも高められる。マレーシアにおける販売価格は未定だが、米国ではエンジンの排気量により250~790米ドルと、一般の触媒式浄化装置よりも低廉となっている。MCDCは当面米国インディアナ州の工場(年産100万ユニット)で生産された製品の販売を手掛け、その後製造に乗り出す。 MCDCは来月は有毒廃棄物の処理技術を有するカナダ企業エコロジック・インクとのビジネス契約も予定している。(MBT:4/12)
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