1997-10-15 ArtNo.12429
◆<印度>トラクター業界、他業種の不振余所に好業績
【ニューデリー】トラクター業界は、インド国内の他業種の不振を余所に好況を謳歌しており、半期に20~25%の売上増と、応分の増益を報告するものと予想されている。
これまでのところスターパフォーマンスを見せているのは、エスコーツLtd、マヒンドラ&マヒンドラ(M&M)、パンジャブ・トラクターズLtd(PTL)で、EicherとHMTは低成長にとどまっている。
エスコーツは4-9月期に前年比20%増の2万3835台を販売した。同期にはトラクター価格が5%アップしたことから売上額はさらに高めになりそうだ。M&Mも20%増の3万3855台、PTLは1万8936台を販売した。TAFEも同期に2万4345台を販売している。Eicherは昨年同期を僅かに上回る1万1294台、HMTは横這いの8237台を販売した。
農業の持続的好調に伴う、可処分所得の拡大が、トラクターの売上増に結びついたものと見られ、トラクター需要が向こう数年間に倍増すると言う報告もなされている。需要は21-40馬力のトラクターに集中しているが、41馬力以上のトラクターの急成長が予測されており、エスコーツ、M&M、TAFE等がその恩恵を受けそうだ。(ET:10/14)
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