SEAnews 1997-10-15 ArtNo.12427

【ムンバイ】経営難のＰＡＬプジョーの再建を目指すプジョーは、同じフランスのカー・メーカー、ルノーと戦略的提携交渉を進めているもようだ。
プジョーはＰＡＬプジョーの再建のため新たに400クローを注入する計画とされるが、ルノーがどれほどの額を負担するかはまだ定かでない。
消息筋によれば、両社はＰＡＬプジョーのKalyan工場の設備をシェアするものと見られる。プジョーとルノーはフランスでは、共同でＸＵＤシリーズのエンジンを製造、双方の車両に同エンジンを搭載している。プジョーはこれ以前にKalyan工場の3分の2の設備／スペースの提供をフィアットに持ちかけたが、合意に至らなかった。ルノー幹部が先週インドを訪れ、プジョーと同問題を協議したとされるが、プジョーはコメントを控えている。
ＰＡＬプジョーの地元パートナー、プレミア・オートモービルズLtd(PAL)はルノーが参画後はそのシェアも大幅に縮小し、冬眠パートナーを務めることになりそうだ。(ET:10/14)