1997-10-14 ArtNo.12410
◆<馬>UCP、スパン・パイル製造にM$800万投資
【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)二部上場を目指すUCPリソーシズBhdはラワンにスパン・パイルの製造施設を設けるため800万Mドルを準備している。
UCPリソーシズ・グループのラム・ユックロン重役(MD)が10日催された公募引受契約調印式後語ったところによると、既に取得した工場用地の地目変更を申請中で、新工場は1998年第3四半期までに稼働、年間最大6万トンの製造能力を備える。ラワン工場の操業開始時点で国内市場の3~5%のシェア確保を見込んでいる。
KLSE一部上場の経歴も有するNCKコープBhdの子会社UCPリソーシズは鉄筋コンクリート製パイルの製造や地盤工事を主に手がけているが、スパン・パイルの製造により、ワンストップ・パイル・メーカー/地盤工事会社としての地歩を固めることができる。スパン・パイルは将来インドネシア、ブルネイ、ミャンマー等にも輸出する。
一方、スグイ・プタニの既存パイル工場の年間生産能力は現在の5万トンから今年末までに10万乃至20万トンに拡大される。この方面の国内市場シェアは現在の15%から18乃至20%アップする見通しだ。同社はこうした事業拡張計画のための機械設備に20万~50万Mドルを投資する。
UCPは1808万株を1株1.80Mドルで公開する計画で、公募目論見書は今月末に発表されると言う。(MBT:10/11)
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