1997-10-14 ArtNo.12409
◆<馬>農園会社アイル・モレ、IT事業の貢献で黒字転換
【クアラルンプル】農園会社のAyer Molek Rubber Company Bhd(AMRCB)は、情報技術(IT)ビジネスへの進出を通じ過去3年間の赤字を黒字に転換させた。
AMRCBのアブドル・ラシド・バディオザマン会長が10日の年次総会後語ったところによれば、同社は1996年12月期には320万Mドルの税引き前損失を計上していたが、1997年6月末締め上半期には黒字が回復された。
利益はは主にIT子会社エクセルワイドLtd(HK)からのもので、香港拠点の同子会社は今年通年で6000万~7000万HKドルの契約を獲得できる見通しだ。今年から営業を開始した同社は目下法廷にデジタル録音/検索機器を据え付けることを含む同社の新サービスに対するマレーシア政府の認可を待っている。
AMRCBはまた政府にMeda Development Sdn Bhd、ZKP Development Sdn Bhd、Meda Kompleks Sdn Bhd、Meda Ploperty Sdn Bhdの全権益や137ユニットのホテル建設用地の買収を通じた組織再編計画も政府に提出している。
Meda Development Sdn Bhdはスバンジャヤにおける7億Mドルのサミット・シティーの開発を、ZKP Development Sdn Bhdはペナン州ブキ・ムルタジャムにおける1億6000万Mドルの複合商業開発を、それぞれ手がけ、Meda Kompleks Sdn Bhdはバトゥー・パハにおけるショッピング・コンプレックスを経営している。またホテル建設用地はPijian Development Sdn Bhdから9億1500万Mドルで買収する計画だ。
AMRCBはジョホール州スガマに486ha、マラッカ州に243haの農園を所有、これらを不動産開発に転用することも検討している。(MBT:10/11)
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