1997-10-13 ArtNo.12386
◆<星>NCS、カナダ企業セルフサーブと電子取引支援サービス
【シンガポール】最近シンガポール・テレコムに買収されることが決まった国家コンピューター局(NCB)傘下のナショナル・コンピューター・システムズ(NCS)は、カナダ企業CDIセルフサーブと共同で、エレクトロニク・コマース支援サービスに乗り出した。
両社は10日、合弁会社NCS-SelfServeのお披露目式を催したが、正式発足は来年になる。両社は共同営業方式によりこれまでに10社以上の企業と顧客契約を結んでおり、これらにはシンガポール・タイムズ・パブリッシングとのインターネットを通じた書籍/CD-ROMの販売契約、ソフトバンク・フォーラムズとの会議の登録事務請負契約、テレビジョン・コーポレーション・オブ・シンガポールとのEスクエア・マガジンの販売契約、米国企業APTプロダクションズとの教育関連ソフトウェアの流通代理契約が含まれる。両社は向こう12ヶ月以内に100社以上と同様の顧客契約を結ぶ計画だ。
NCS-SelfServeはソフト/ハード商品のオンライン注文に対する安全確実な取引プロセスを提供する。個々の企業がこの種のシステムを構築するには1年以上の時間と200万Sドル以上の投資を必要とする上、結局失敗するケースも少なくないが、NCS-SelfServeは少額のセットアップ・フィーとメンテナンス料でこれら一切を引き受ける。NCS-SelfServeの主要収入源はNETを通じてなされた取引からの少額の手数料で、換言すればプロジェクトのリスクを顧客とシェアすると言う。(BT,LZ:10/11)
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