1995-04-13 ArtNo.1236
◆<星>昨年のR&D支出S$10億
【シンガポール】シンガポールの政府及び民間部門の93年度研究開発(R&D)支出はほぼ10億Sドルに達した。
国家科学技術局(NSTB)が昨年4月から今年1月にかけて行った調査によると、民間のR&D支出は1.2%拡大し、総額の62%を占めた。R&Dに従事する民間企業の数は92年より24%増え、R&D従事企業410社のうち電子関連会社の支出が3億3600万Sドルと、民間R&D支出の54%を占めた。R&D支出のほぼ半分が人件費で占められており、また国内総生産(GDP)に占めるR&D国内総支出(GERD)の比率は92年の1.2%から93年の1.12%に低下した。しかしNSTB幹部は、93年のGDPが12.6%の高い伸びを見せたことが同比率低下の原因で、R&D支出の絶対額が前年に引き続き増加したことのほうが重要と指摘している。NTP(ナショナル・テクノロジー・プラン)の下、95年までにGERD/GDPの比率を2%に引き上げることが目指されている。日米の同比率は2.72%、韓国は2.17%、台湾は1.73%と言う。(ST,BT,LZ:4/12)
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