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1997-10-10　ArtNo.12358

【シンガポール】エコノミストらは域内経済が通貨危機の打撃から回復するには2年を要するが、シンガポール経済の成長は、それほど大きな影響を受けないと見ており、リチャード・フー蔵相が火曜の国会答弁で示した見通しを支持している。
シンガポール拠点の金融／証券業界のアナリストらは、シンガポール経済は域内経済動向よりも国際貿易により大きく依存しており、域内経済の不振の影響は、米国における電子市況の回復により相殺されると見ている。
フー蔵相は、域内通貨危機のシンガポール経済に対する長期的影響は、域内経済の回復にどれほど時間を要するかが鍵と語ったが、この点については、完全に打撃を克服するには2年を要するとの見方が一般的だ。しかし域内通貨の軟化は輸出の拡大につながるため、域内経済の不振が年を越すことはないとの楽観論も存在する。(BT:10/9)

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