1997-10-07 ArtNo.12310
◆<星>オープン・グループ、R&Dユニット開設検討
【シンガポール】米国拠点のインターネット振興組織オープン・グループは来年シンガポールに研究開発(R&D)ユニットを設ける可能性を研究している。
オープン・グループのJosph De Feo社長によると、同グループの主要な課題の1つはインターネットの世界的なスタンダードを確立することで、開発した技術をシンガポール・ワンでテストした後、全世界に普及させることができる。シンガポールワンは各種電子サービスの利用が可能な全国的なハイスピード・ネットワーク。
オープン・グループには政府機関、ボーイング、ミシガン大学、バークレイ・バンク、ドイチェ・テレコム等、250社(機関)が参加、日立、富士通、ヒューレット・パッカード、ノベル、ディジタル、IBM、NCR、サンソフト、シーメンス・ニックスドルフの9社がスポンサーを務めている。
シンガポールのR&Dセンターで手がけられる予定の研究には、ITダイヤルトーンが含まれる。ITダイヤルトーンの目標は、インターネットを電話同様に大衆的で、高い信頼性を有し、使い勝手のいいものにすること。大衆は電話のシステムや技術など知らなくても、これを信頼し、日常の具としているが、ITダイヤルトーンは正にインターネットをそうしたものにすることを目指している。ITダイヤルトーンの研究に際しては、取引の安全、プライバシーの保護、大量使用や異なる装置への対応、サービスの信頼性等のスタンダードの確立が図られる言う。(BT:10/6)
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