1997-10-04 ArtNo.12288
◆<馬>KLCCモール、オープン半年前に96%賃貸
【クアラルンプル】クランバリー地区の小売りスペースの供給過剰が伝えられる中で、マレーシア最大規模の小売りモール、スリアKLCCショッピング・センターは5月のオープンを半年以上前にして、既に96%のスペースの賃貸契約を結んでいる。
KLCCホールディングズのウンク・スセラワティ・オマル重役(GM)が2日催された国際ショッピング会議で語ったところによると、スリアKLCCの純賃貸スペースはシンガポールのサンテク・シティーを上回るが、マレーシア最大の小売りモールは来年末にオープンを予定するミッド・バリー・シティーのメガ・モールで、同モールの純賃貸スペースは140万平方フィート。
スリアKLCCにこれまでに進出を決めたものには、イセタン(25万平方フィート)、パークソン・グランド(15万平方フィート)が含まれる。スリアKLCCは100エーカーのクアラルンプル・シティー・センター(KLCC)プロジェクトの一部で、世界最高層のペトロナス・ツイン・タワーに隣接している。国営石油会社ペトロナスが支配権益を握るKLCCホールディングズがKLCCに60%出資、オランダのRodamco NV及びオーストラリアのウェストフィールド・ホールディングズが残りの40%を出資している。
不動産コンサルタント、ジョーンズ・ラング・ウートンによると、クラン・バリー地区の良質のショッピング・センターは依然として平均98%の入居率を謳歌しており、スリアKLCCの実績も驚くには当たらないと言う。(ST:10/3)
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