1997-10-04 ArtNo.12284
◆<馬>通信各社、英国アナリシスにイコール・アクセス調査委託
【クアラルンプル】マレーシアの通信各社は2日、1999年1月1日より導入されるイコール・アクセスの最良の方式を立案するため英国アナリシスLtdに調査を依頼した。
電信局(JTM)のホド・パルマン局長が契約調印式後語ったところによると、イコール・アクセス・コンセプトの下、ユーザーはいずれの通信会社のネットワークを利用するか選択できるようになる。この日結ばれた124万Mドルの調査契約では、主にネットワーク間の相互接続のコストと、各社が負うべきユニバーサル・サービスの義務が研究される。
接続料に関しては、一般に、コスト・ベースの料金制が、利益分与方式よりも効率的とされており、マレーシアでも前者が採用される。今回の調査では適切なコスト計算方式や徴収方式が研究される。また、非経済的な僻地にも平等なサービスを提供するユニバーサル・サービスの原則に基づき、各通信会社が平等にこの種の義務を分担する方式が研究される。
各通信会社は1998年半ばまでに、イコール・アクセスの準備を完了し、予行演習を行う必要があるが、関係調査は既に2ヶ月前から開始されており、今年末には完成する。
アナリシスは最近マルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)ステータスを認められ、MSC内にコミュニケーション・リサーチ・アンド・アドバイザリー・センターを開設する予定だ。(MBT,STAR:10/3)
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