1997-10-04 ArtNo.12282
◆<星>スンブコープ/地下鉄会社/ワールドコム、新会社設立
【シンガポール】スンバワン・コープ(スンブコープ)、地下鉄会社シンガポールMRT、米国の電話会社ワールドコムは2日、第2基本電気通信ライセンスの獲得を目指し、新会社ダイレクトラインを設立したと発表した。
スンブコープの会長を務めるシンガポール経済開発局(EDB)のフィリップ・ヨー会長は、合弁契約調印式の席上、新社名はコンソーシアムのエネルギー、起業精神、熱誠、大望を象徴していると語った。スンブコープとSMRTは新会社に合計65%、ワールドコムは35%出資する。
一方、SMRTスポークスマンは同社の上場計画に触れ、来年更新されるライセンス・フィーの如何が鍵になると語った。それによると同社は過去10年、政府に毎年約200万Sドルを、名目的なトンネル網のリース料として支払ってきたが、ライセンスの更新に伴い、同料金にも見直しが加えられる。SMRTの業績は同料金の額に左右されるため、現状でシンガポール証取(SES)への上場を云々するのは時期尚早と言う。ちなみにSMRTのリム・リョンギョク副会長は最近、SMRTの上場準備は整ったと語っていた。(ST,BT,LZ:10/3)
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