1997-10-04 ArtNo.12280
◆<星>新鋭産業第2工場稼働、来年は海外事業が売上の25%に
【シンガポール】ジュロンのジュークン・サークルに4100万米ドルを投じて建設した1万5860平米の第2金属部品工場を2日オープンした新鋭産業は、米国と中国における事業が来年の営業額の25%に貢献するものと予想している。
中垣忠彦会長及びPKタン重役(MD)によると、今年の営業額は2億7000万Sドル、来年は4億2000万Sドルと見込んでいる。海外事業にこれまでに2000万Sドルを投資した同社は、欧州、メキシコ、タイへの進出も計画、海外事業の一層の拡張を目指している。
新鋭産業は1978年に創設されて以来、主に金属プレス部品の製造を手がけてきたが、最近はシート・メタルやサブ・アセンブリー・コンポーネントの製造も手がけ、また相手先商標製造(OEM)だけでなくODM(オリジナル・デザイン・マニュファクチャー)市場進出も図っている。
新鋭産業は米ドル建てで原料を購入、製品も米ドル建てで販売しているため、最近の通貨危機の影響はほとんど受けていないと言う。(ST,BT:10/3)
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