1997-10-03 ArtNo.12272
◆<馬>HP社、大学のマイクロ波ラボにM$1500万設備寄贈
【ペナン】アジア太平洋地域のマイクロ波センターを目指し、向こう5年間にエンジニアの倍増を予定するヒューレット・パッカード・マレーシアSdn Bhd(HPM)は1日、ユニバーシティ・サインス・マレーシア(USM)のマイクロ波ラボに1500万Mドル相当の設備を寄付した。
HPMのタン・ビアンイー重役(MD)によると、地元エンジニアの持続的な供給源を確保することは、同社の拡張計画の成否を定める鍵になる。マイクロ波領域の人材開発を目指すUSMの長期目標はHPMの域内戦略にもマッチしている。
この日寄贈された設備は1300Mドル相当のEESOFソフトウェア・デザイン・ツールとマイクロ波測定機器等から成る。USMがマイクロ波関連の国際水準の学士コースや大学院コースを設けることは、長期的にHPMのこの方面の投資に資するもので、同社はカリキュラムの開発等の面でも支援を提供していくと言う。
USMの副総長イシャ・タンビ・クチ教授は、HPMの今回のドネーションは地元大学に対するものとしては過去最大で、産学協力体制を促進するものであると挨拶した。(STAR:10/2)
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