1997-10-03 ArtNo.12266
◆<星>エプソン、新工場稼働で年商S$10億突破予想
【シンガポール】シンガポール・エプソン・インダストリアルPte Ltd(SEI)は、7000万Sドルを投じたトゥアス工場が、1日正式稼働したことから、今年度(1998年3月期)営業額は、昨年度の5億4900万Sドルから10億3000万Sドルに拡大するものと見ている。
新工場で製造されるスキャナーとプリンターが売上の伸びを牽引、両品目は昨年度売上の66%を占めたが、今年度は76%に達する見通しだ。
総床面積45万9565平方フィートの新工場は1400人を雇用、セイコー・エプソンの海外における唯一のスキャナー製造拠点を務める他、プリント基板(PCB)、精密打ち抜き、集積回路(IC)の製造を手がける。IC部門の貢献も今後拡大する見通しで、今年は500万ユニットの製造が予定されている。また500万Sドルを投じた検査施設も来年4月までに稼働する。
セイコー・エプソン傘下の3企業を合併して1992年10月に発足したSEIは、ジュロンの2工場の他、ジョホール州のエプソン・プレシジョン、バタム島のPTエプソン・バタムを傘下に収めている。(ST,BT:10/2)
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