1997-10-01 ArtNo.12236
◆<星>ネットワークのXylan、地域技術訓練センター開設
【シンガポール】米国拠点のネットワーク会社Xylanコープは、来年第1四半期に300万米ドルを投じ、アジア太平洋地域における第2の技術訓練センターをシンガポールに設ける。
ザイランが月曜(9/29)発表したところによると、同社はその製品を直接最終ユーザーに販売せず、ナショナル・コンピューター・システムズ等の付加価値再販業者を通じて市場を開拓している。このため技術訓練センターは、こうしたパートナーに技術支援を提供することを主要な使命とする。
1995年に最初のオフィスをアジアに設けて以来、アジア・オフィスは5つに増加、目下19人のスタッフがこれらのオフィスに勤務しているが、98年末までにインドネシアとインドに新たにオフィスを開設、スタッフも40人に増員する。
1993年に創設されて以来、ザイランは、コンピユーター・ネットワークのコネクションをハブやルーターからスイッチに転換する新技術を武器にその市場を開拓してきた。同社は昨年アジアで700以上のスイッチ・コネクションを販売したが、内2、3割がシンガポール拠点の企業で占められ、シンガポールは同社にとってアジア最大の市場になっている。
同社の主要な客筋は教育界、政府、保健業界で、一部金融機関と製造業も含まれるが、来年は、電気通信業界とインターネット・サービス業界をターゲットに市場シェアの一層の拡大を図る。またこれまで同社は大企業市場の開拓で成果を上げてきたが、今後は中小企業市場の開拓に力を入れると言う。(LZ:9/30)
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