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India Front Line Report
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1997-09-30 ArtNo.12229
◆<印度>民間企業2社、石油パイプ・ライン市場の開放要求
【ニューデリー】合計精製能力2500万トンの製油所を建設中のリライアンスとEssarはインド政府に対して民間企業にも石油パイプラインを敷設し、石油製品の流通を手がけることを認めるよう要求した。
僅か5キロを隔てて別個の製油施設を建設中の両社は個別に陳情書を政府に提出したが、相互にパイプラインを融通しあう考えも表明している。
両社の陳情書によれば、公共・民間合弁のペトロネット・インディアを設立し、全国にパイプライン網を設ける計画は、政府系石油会社が51%のシェアを占め、残りの49%の出資者もインフラ・リース会社、金融会社、その他の金融機関に限定されている。また民間企業は単独で10%のシェアを占めることができず、ノーマルなものとは言えない。
エンロンとブリティッシュ・ガスは、ガス・オーソリティー・オブ・インディア(GAIL)の利益を損なうにも関わらず、商業需要にも応じる天然ガス・パイプラインの敷設を認められており、石油パイプラインの敷設にも民間の参入が認められて然るべきである。
リライアンスは製油所建設後、500万トンを社内で使用、1000万トンを外部に売却する計画で、Essarはほぼ全量の売却を予定している。観測筋は政府が両社の陳情を受け入れる可能性は薄いと見ている。(IE:9/29)
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