1997-09-29 ArtNo.12214
◆<馬>Pasdec、引き続き中低コスト住宅を中核に
【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)一部上場を予定するしPasdec Holdings Bhd(PHB)は、引き続き中・低コスト住宅の開発/インフラ・プロジェクトを中核とし、新領域の開拓も目指す。
PHBのハムダン・ジャアファル重役(ED)が26日催された公募抽選会の席上語ったところによれば、同社の80%のビジネスが中・低コスト住宅の開発で占められているが、この種の住宅の需要は常に存在し、景気変動の影響を受けない。また同社が手がけるインフラ事業は民間の手により進められているため、中央政府のメガプロジェクト延期の影響も受けない。
パハン州経済開発公社(PKNP)の子会社PHBは、系列会社を通じて既に製造、採石、建材取引を手がけており、PKNPの他の製造子会社等のコネを利用して、製造事業を一層拡大する計画だ。またパハン州の開発事業にも積極的に参画して行く。
今回の新株4550万株の公開により手に入れた3200万Mドルの内、1000万Mドルはキャメロン・ハイランドにおける開発事業に、1000万Mドルはタンジュン・アピにおける埋立事業に、1000万Mドルはパハン州トゥムルラ/スラゴール州ラワンの開発事業に、200万Mドルは上場手続き費用に充当される。
今回の公募は一般公募分が0.95倍、ブミプトラ公募分が3.62倍で、平均1.75倍の応募超過になった。来月末よりKLSEでの取引が開始される。同社の払込資本は1億8000万Mドルに拡大された。
PHBの会長を務めるパハン州のモハド・カリル・ヤアコブ首席大臣によると、同社は合弁会社を設立してラブアン島における大型プロジェクトを進める計画で、合弁協議は来月妥結、来年初にも工事に着手する。詳細は関係当局の認可を得た後発表される。同社は戦略的立地条件に恵まれた1000haの土地を保有していると言う。(NST,STAR:9/27)
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