1997-09-26 ArtNo.12177
◆<星>ブックネットで書籍/文具店も電子取引が可能に
【シンガポール】国家コンピューター局(NCB)は24日、エンタープライズ・プロモーション・センター(EPC)と共同で100万Sドルを投じて開発した出版目録の検索から書籍/文具の電子取引も可能なブックネットを発表した。
NCBによると、書店はブックネットのオンライン・プロダクツ・カタログを通じて新書の出版業者、販売店等の情報を顧客に提供できる他、迅速に在庫の補充ができ、オンライン・プロダクツ・カタログを会計ソフトや在庫管理データベースに結合すれば、一々データをインプットする手間も省ける。
出版会社や流通業者はその顧客に24時間最新の市場情報を提供、顧客の問い合わせや注文に迅速に対応できる。
目下のところ同ネットワークを利用できるのは業界関係者に限られるが、最終的には一般消費者もブックネットを通じ書籍等を購入できるようになる。
一般の書店や出版業者がこの種のシステムをゼロから構築するには2万4000~4万2000Sドルを必要とするが、地元企業コンピューター化計画(LECP)の補助スキームを利用すれば、1万7000~3万Sドルの出費で済む。加えてIBMも年利3.5%、返済期間3年の融資に応じると言う。詳細はEPC(電話458-6377)まで。(LZ:9/25)
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