1997-09-25 ArtNo.12164
◆<馬>副首相、新通貨政策導入の意図を重ねて否定
【香港】アンワル副首相は23日、マレーシア政府には新たな外国為替制度や通貨政策を導入する意図は全くないと改めて保証した。
首相と副首相の異なる意見のどちらを信じるべきかとの記者の質問に対して、副首相は、「マハティール首相は通貨危機にに対する懸念を表明、総括的な方向を示したもので、首相の方針に基づき、方策を練り、整頓するのが蔵相としての自分の役目で、双方を信じるべきである」と回答した。
同相によると、もし通貨政策が変更されるとすれば、蔵相、中央銀行総裁、証券委員会議長にはその旨通知されるはずだが、そうした通知は受けていない。マレーシアは自由化と市場開放に向けて邁進しており、こうしたベースに立って判断すべきだと言う。
副首相はまた米国の金融事業家ジョージ・サロス氏とマハティール首相の論戦は、「見たところ互角」と語り、爆笑を呼んだ。それによると、両者にはそれぞれ支持者や同調者がいるが、端の者まで興奮して、論争に巻き込まれる必要はないと言う。(STAR,ST,BT,LZ:9/24)
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