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1997-09-25 ArtNo.12159
◆<星>電力事業ライバル、インドネシア産ガス購入競う
【シンガポール】シンガポールの電力事業ライバルがインドネシアの異なるソースから天然ガスの購入を目指し交渉を進めている。
シンガポール・パワー(SP)がスラヤ発電所の燃料としてインドネシアからガス購入を図っているとの消息が最近伝えられたが、目下当地で開催中のアジア太平洋石油会議に出席したインドネシア代表によれば、SPはどうやらスマトラ島Asamera鉱区からのガス購入を図っているようだ。
アサムラ鉱区のガスはガス/石油交換協定の下、スマトラ島で操業するカルテックスに供給されており、SPはその余剰をマラッカ海峡を跨ぐパイプラインにより購入する計画とされる。同ガス田はガルフ・カナダ・リソーシズLtdの子会社アサムラ・インドネシア・リソーシズLtdにより経営されている。SPとアサムラ・リソーシズの交渉は既に1年に及び、日量1億5000万立方フィートの購入が目指されていると言う。
一方、ライバルのスンバワン・コープに率いられるコンソーシアムはナトゥナ諸島沖合のガスの購入交渉を進めている。スンバワン・グループはサクラ島に700MW(メガワット)の発電所の建設を計画する一方、1999年4月から2400MWの発電所を稼働させるトゥアス・パワーの買収を図っている。
スンバワン・グループがナトゥナ諸島沖から全長480キロのパイプラインを敷設して天然ガスを購入する交渉は順調に進捗しており、インドネシア政府の最近の緊縮財政政策の影響も受けない見通しだ。スンバワン・グループは日量3億2500万立方フィートのガス供給を受ける計画と報じられたが、当初の供給量は1億5000万立方フィートになるようだ。(BT:9/24)
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