1997-09-24 ArtNo.12144
◆<星>バン・オメレン、ジュロン島に第3ターミナル計画
【シンガポール】バン・オメレン・タンク・ターミナル・シンガポール(VOTTS)は、石油化学基地ジュロン島にシンガポールにおける第3の貯蔵ターミナルを建設する。
オランダ系タンク経営会社バン・オメレンのCarel van den Driest会長が22日スバロ島で催された第1ターミナル拡張工事の落成式後語ったところによると、第3ターミナルはエクソン・ケミカルのプロジェクトもしくはモービルが目下実行の可否を検討中の石化コンプレックスに隣接して設けられる。
第3ターミナルの建設はサクラ島の第2ターミナルの拡張工事が完了し、利用可能な土地が全て使用され尽くす、2年半以内に着手される。第2ターミナルは最終的に18万立米の貯蔵能力を備え、投資額は2億5000万Sドルに達する。
シンガポール港湾局(PSA)と手を組み、これまでにシンガポールに累積4億5000万Sドルを投資して来た同社は、今後もPSAと手を携えてアジアにおける石油/石油化学貯蔵施設への投資を続けると言う。
一方、この日落成式が催された投資額6000万Sドルの拡張工事により、タンク2基と第5埠頭が追加された。これにより第1ターミナルの累積投資は3億Sドルをマーク、VOTTSのシンガポールにおける貯蔵能力は95万6000立米に達した。VOTTSのタンク施設は、シンガポール最大規模を誇り、またサード・パーティー・ターミナルとしては世界1となった。VOTTSにはPSAも26%出資している。(BT:9/23)
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