SEAnews 1997-09-23 ArtNo.12140

【ムンバイ】プジョーのトップ・チームが今週インドを訪れ、地元パートナーのプレミア・オートモービルズLtd(PAL)と、両者間の紛争に関する話し合いを行う見通しだ。
両社は9月18日と19日の両日も、パリで会合しており、両社とも9月29日の次期法廷審理までに突破口を開きたい考えと見られる。ＰＡＬの特別総会も9月29日までに開かれる見通しで、消息筋によれば、プジョーもＰＡＬも包括的な解決策を見いだすべく、積極的姿勢を見せていると言う。
これまでに明らかになったことはプジョーが合弁会社ＰＡＬプジョーを通じたインドにおける製造業務を今後も続けると言うこと。これ以前にはプジョーが中国における製造業務に集中するため、インドから撤退するのではないかと予想されていたが、プジョーは一層の資金を注入し、インドにおける事業の建て直しを図る方針のようだ。またＰＡＬはＰＡＬプジョー合弁事業契約の競合条項から解放され、フィアットとの合弁を進めたい意向で、両社とも早急に紛争を解決することを希望していると言う。(IE:9/22)