SEAnews 1997-09-23 ArtNo.12130

【シンガポール】シンガポールのインターネット・ユーザーは一昨年の9万7000人から昨年は140％増の23万人に拡大したが、新サービスや新製品の登場で、こうした急成長は今後も持続する見通しだ。
地元インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)3社の中では、シングネットの契約者が10万人以上でトップ、パシフィック・インターネットとサイバーウェイの契約者が8万5000人と4万5000人で続いている。しかし観測筋は最近のイントラネットの普及で、実際のネット・サーファーはこれを上回るものと見ている。イントラネットはウェブ・サイトを利用した企業内通信網で、そのコスト効率の良さから急速に普及している。このため観測筋は、シンガポールのネット・ユーザーの実数は35万人に達すると推定している。
米国の市場調査会社ＩＤＣによれば、世界のイントラネット市場は現在の年間16億米ドルから1999年末までに100億米ドルに拡大する見通しだ。
またエレクトロニク・コマース、インターネット・バンキング、テレフォニー、マルチメディア・サービス、教育情報サービス等、新たなアプリケーションの登場で、インターネット・ユーザーの成長は益々加速されそうだ。(ST:9/21)