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1997-09-22 ArtNo.12121
◆＜馬＞パン・マレーシア、Ｍドル安で利益倍増見込む
【クアラルンプル】パン・マレーシア・インダストリーズBhd(PMI)は、Ｍドル安の恩恵も手伝って、1998年3月期税引き前利益が前年の2421万Ｍドルから少なくとも5000万Ｍドルに倍増するものと予想している。
ＰＭＩのモハド・イブラヒム会長が19日の年次総会後語ったところによると、昨年の税引き前利益は金利返済負担等から前年の5010万Ｍドルから半減したが、最近の株主割当でローンを返済、加えて還流が見込まれる海外投資収益がＭドル安で膨張することから、現行年度の業績は大幅に改善する見通しだ。同社はこれまでに海外事業に10億Ｍドル以上を投資している。これらにはフィリピンのホテル／ショッピング・モール、オーストラリアのホスピタリティー／教育事業、米国の放送／エンターテーメント／ホテル事業、香港のメディア事業、中国の不動産開発が含まれる。
小売事業についてはモハド会長は、国内百貨店ビジネスの20～30％のシェア維持に自信を表明した。同社はメトロジャヤBhdに62.5％、専門店コンテンポラリー・イメージSdn Bhd／ＥＩＣクロージングSdn Bhd／リビング・クォーターSdn Bhd／ＭＪリジェクト・ショップSdn Bhd／ＭＬサマセット・ベイSdn Bhd／Toys R Us(M)Sdn Bhd及び一般店Cosmart Sdn Bhd に各100％出資している。小売業界の競争は厳しいが、依然として市場は成長しており、譬え市場シェアが縮小しても営業額は拡大し得る。この他同社はハイパーマーケットといった新領域の開拓も目指していると言う。(NST:9/20)
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