1995-04-11 ArtNo.1212
◆<馬>グローブトロニクス、住友とのビジネス拡大に期待
【ペナン】SMCIグローブトロニクス・テクノロジーSdn Bhd(SGT)はスミトモ・メタル・セラミクス・インク(SMCI)からより多くのビジネスの提供を受けられるものと期待している。
グローブトロニクスのタン・チンコン重役(GM)によると、9月に操業を開始する予定のSGTは多国籍電子企業のためにセラミク基板及びパッケジングを製造する最初のマレーシア企業となる。グローブトロニクスとSMCIの49:51の合弁に成る新工場(1万124平米)はバヤンルパス・フェーズ4のグローブトロニクス工場に隣接して1200万Mドルを投じて目下建設中で、セラミック・デュアル・イン・ライン・パッケージの製造が手掛けられる。同社は91年にインテル・テクノロジーSdn Bhdの契約製造業者として操業を開始して以来、ペナンを地域業務センター(ROC)及び総合的製造センター(IMC)とすることを目指す州政府の方針に倣って、持続的な業務総合化を図ってきた。今後は住友の既存顧客だけでなく、独自の顧客を開拓、日本や米国の他、マレーシア、シンガポール及び欧州を拠点とする多国籍企業への納入も目指す。
グローブトトニクスのマイケル・ン重役(CEO/MD)によると、同社は今年末には上場基準とされる5年間の営業実績も整うため、来年半ばにはクアラルンプル証取2部上場を果たす計画だ。同社の払込資本は340万Mドル、純有形資産は1500万Mドルで、93年11月にはマレーシアン・テクノロジー・デベロプメント・コープの30%参加を得た。創業以来年率50%の成長を実現、向こう数年も健全な成長レベルが維持できる見通しと言う。(STAR:4/10)
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