1997-09-22 ArtNo.12116
◆<星>シングテル、タマセクと合弁会社設け海外投資
【シンガポール】シンガポール・テレコム(シングテル)は政府投資会社タマセク・ホールディングズと82:28の出資率で、授権資本1000万Sドル、払込資本2Sドルの新会社シングテル・ストラテジク・インベストメンツLtd(SSIL)を設立した。
シングテルのコー・ブンフィー会長らが19日の年次総会後語ったところによると、新会社は海外における最低1億米ドル規模の電気通信関連大型投資の機会を探る。これまで同社の海外投資はシンガポール・テレコム・インターナショナル(STI)を通じて行われてきたが、投資規模が益々大型化する中でより大きな金融ソースを確保する必要が生じ、新会社が設立された。STIは今後SSILの海外投資ポートフォリオの管理等、舞台裏の仕事を引き受ける。
シングテルが先月株主に配布した回状によれば、同合弁を通じシングテルはタマセクの金融ソースや財務ノーハウにアクセスでき、タマセクと投資リスクをシェアできると言う。(ST,LZ:9/20)
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